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先日ちょっと触れた、この本を読み終わった。
同じ趣味を持つもの同士の話は面白いものだ。 私も花友達、ネコ友達、スキー友達との話は、あ・うんの呼吸が合って楽しい。 こんな低いレベルの話とは違うが、青山二郎と白洲正子の 関係もいいな・・・とかねがね思っていた。 それが仕事となると、このような本になるのだと思った。 本と一口に言っても、古書店にとっては物凄い違いがある。 初版があり、カバーがあり、帯があり、しおりがある。それらが揃わないと値段が違う。 再販は出版社が違っていたり、文庫があったり、帯が2色あったりする。 雑誌なら付録があるかないか・・・付録だけで値がついたり・・・ そして一人の作家が、幾つもの名前を持っていることにも驚いた。 どの少年雑誌には、この名前で・・別のはまた違う名前・・学生時代に出していた同人誌の名前と5つも6つも一人の作家に名前がある。出世魚よりも沢山の名前だ。 それを何年に出したこの小説にはこの名前で、後のはあの名前でと調べがついている。 それらを全て調べて、需要と供給を考えて値段をつけるのだから、古書店とは凄い商売だ。 仲良くしている古書店同士の話が出てくる。 あの薄暗い古書店のコーナーで、面白くもない顔つきのオーナーとその仲間は、こんな面白い薀蓄を傾けあっていたのか。 色々な作家のエピソードが載っているが。 永井荷風の章の一節。 出版当時、検閲でカットされた部分を・・・(恋衣 花笠森より) 「お仙、かうして二人一緒に寄り添うのも、半年振りだと思うせいか、何やら息がはづんで、どうも、こりゃ料簡がなりかねる。」 「あれ、擽つたう御座んすによ。」 「お前も、それ、この手をかうして見な。」 4行ほど進んで、また削除。 「怪しいか、怪しくないか、お前の気のすむように、どうなとしたほうがよい。 私の身体はとうからお前のものではないか。」 「お仙。」 「何で御座ります。」 「かうなっては、いっそ顔の見えぬのが残念だの。」 こんなくだりを猥褻ととがめられて、バンバンカットされている。 現代の我々からみたら、お笑い草でしかない。・・と出久根さんは書いていますが、でもなにやら雰囲気濃厚で・・・現代のものより、そそられますね。
by oss102
| 2007-12-29 16:31
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Comments(8)
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ririhallo at 2007-12-29 20:59
私も今年も沢山の本に出会いました・・・心に残る本 、絶対手にしたい本、すぐに古本屋に行く本・・・いろいろありました。。私も古本屋利用します。。大好きですよ・・・私も見つけようかな???
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あきの
at 2007-12-29 23:24
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こりゃ難しい世界です。
古書店主の出久根さんたちは楽しそうですが、しんどそうな仕事ですね。わたしはまず帯を捨ててから読むし、書き込みもするので古本には出せません。
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hanairomimi201 at 2007-12-30 10:01
現代モノのあからさまさより想像逞しく読ませてしまいますね。
隠されるとそそられる・・そうだと思います。 私が20代になったばかりの頃、勤めていた会社の社長が禁断本を見せてくれました。 それは分厚くて何冊もある「千夜一夜物語り」でした。 でも殆んど黒く塗られた本でした。挿絵も無かったように覚えています。 墨を剥がしてもたいしたことは書かれていないようなのになとおもいました。 いい加減に読んで返しました・なんだったのでしょう。 押し詰まってまいりました・今年も沢山の楽しいお話をありがとうございました。 良いお年をお迎えくださいませ・そして来年もよろしくお願い致します。
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清子
at 2007-12-30 14:40
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私も古書店をのぞきますが今人気のブックオフはいつも混んでいますがもう一軒は客はほとんどいません。これで大丈夫なのか心配してしまいます。
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oss102 at 2007-12-30 16:14
ririhalloさん
古書店は今インターネットで売買されていますね。各店で目録を作っています。物凄い高値や、案外安かったりです。 ベストセラーになったものは、それだけ出回っているという事で、安値です。少ない本だと1千万以上。どうしてそんな本が売れるのか分りません。株のようです。
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oss102 at 2007-12-30 16:18
あきのさん
あきのさんが有名になったら、その書き込みが価値を生みます。^^ そんなに美本に拘るのなら、手に入れた人は、やはり読まないで丁寧にしまおうということになるのでしょう。 内容じゃないのだな、と思いました。
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oss102 at 2007-12-30 16:22
hanairomimiさん
20代のころに、そんな本を読んで平気だったのですか。 根性がありますね。 きっとこの頃の警察官は、この文でそそられて、これはイカンということになったのでしょう。^^; 今年はもう終わりですか。私のブログは正月も盆もなしで頑張ります。またいらしてくださいね。 ミミママさんの活気が伝わってくるので嬉しいです。
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oss102 at 2007-12-30 16:26
清子さん
もう一軒の人気のない本屋さんは、つぶれないとすれば、ネット販売して儲けているはずです。(笑) 私は本の中味で選びますが、本の希少価値とか、姿で選ぶ人が大金をはたくのだと知りました。 花でも稀少な種類を大金で手に入れたがる人がいます。 どこの世界も同じなのですね。
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