年に1度会う友人2人は、札幌の高層マンションに住んでいる。
そういうところに住んでいると、自然への希求がより強くなるのだろう。
園芸花は見向きもせず、手の入らない森林公園をとても喜ぶ。
近年のシニアの山野草ブームも、元は同じところから来ていると思う。
先日のオープンガーデンにも、それははっきり表れている。
サーシャ・テューダの世界への憧れなのだ。
前にドバイの最高級のお金持ちの暮らしを見た。
森を削り海を埋めて人工島を造る。
超高層・超豪華マンション・超豪華な暮らしぶり。
その超お金持ちのオジサンが言っていた。
砂漠に育ったものは砂漠が好きだ。 バイクで砂漠に飛んできて、ここに来て安らぐのだと・・・
私は縄文時代の昔から、人間は森林に暮らしていて、緑への希求はそのDNAがなせるのだと思っていたのだが。
砂漠に育てば、安らげる自然は砂漠なんですね。
この土曜日に友人が来るからと、本当はこんな花は好きじゃないのだとわかっていながら、せっせと園芸花のお手入れをする私なのでした。
こぼれ種が壁掛け鉢に1輪咲いて、なんてけなげで可愛い奴。