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子供達もそれぞれ結婚して家を出て行く頃になると、商売も傾いてきました。
社員やパートの人たちが永年勤続でやめないのです。 人員整理が出来ずに人件費もふくらみ、時代の波もあったのでしょうか、とうとう店を閉じて競売にかかることになりました。 店は閉じても姉は客をつかんでいますから、個人で着物を売っていました。 まとまった貯金もなく、年金とその売り上げでの生活ですが、姉の着道楽は変わりません。 姉は自分の髪を洗ったことがありません。美容院ばかりです。 家事をしてこなかったので、掃除・片付け・料理みんな下手で、部屋は高価なものが足の踏み場も無いくらい転がっています。 ものすごくセンスよく、どのコーナーも飾り付けられているのですが、その後の管理ができないようです。私が相談されて、あれもこれも処分してというと、「これは孫がくれたものだ・あれもだれそれさんが・・・」と結局スッキリ出来ないのです。 姉は愛情あふれる人なのです。自分のためには動く気が起きませんが、子や孫のためならせっせとお産のお手伝いで、掃除・洗濯・料理をしていました。 淋しがりやです。 再婚もしました。十幾つも年下の人でしたが7・8年で別れました。 亡くなるまで恋人もいました。でもこちらからは連絡のできない恋人です。 商戦に勝てず 競売に晒したる 窓にいくつの落日を見し 再婚の 意を打ち明けしとき にっこりと「吾も連れてけ」といいけり亡姑(はは)は カリエスの 義姉と姑と3人の 子連れ再婚も過ぎし日の中 心満つる 電話受ければ そのひと日 曇りゐるものすべて磨きぬ ひとり寝の われに真夜二時電話あり 「明朝6時に旅へ行こう」と 贅を売る わが生業は何ならむ あらしの沖の漁船一艘 強がりの 歌を詠みては 発癌の不安にゆらぐ われをみつむる 強がりの 心のすみを煽りたて 哭いてみろよと木枯らしがふく
by oss102
| 2009-01-22 11:04
| 思い出
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Comments(14)
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あきの
at 2009-01-22 15:46
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このお姉さんは、ほんとの意味の人生を生き切ったように思えます。みんな勇気がないから、中途半端に生きているのに、ご自分に自信があったと思います。商売の浮き沈みは、どうしょうもありません。いつもうまくいくなんて商売ないですもの。天下のトヨタやソニーだって、苦戦しています。やっぱり凄い人です。
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hisako-baaba at 2009-01-22 16:38
もどりたき過去などあらじ・・・素晴らしいお姉さん。強くて能力のある女性でしたね。
生ききった人生に悔いはなかったでしょうね。
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fuchan_k at 2009-01-22 20:58
すごく魅力のある女性です、お姉さんは。
わたしなんか自分のことばかり考えています。 <贅を売る わが生業は何ならむ あらしの沖の漁船一艘> この歌、ご自分のことを見つめて詠まれたのでしょうね。胸に響きました。
プレゼントを大事にされるやさしい方ですね。強がりの、、、の2題に必死に耐える姿が浮かびます。
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hanairomimi201 at 2009-01-23 09:31
これほど自分を生ききった女性はあまりないでしょうね。
吾亦紅の歌のように・・貴女がうらやましいよ~~です。 >心満つる電話受ければ・・切ない女心・・ですね。 >再婚の・・は そう言わせる太っ腹な女性だったのだと思いますね。
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こじま
at 2009-01-23 11:26
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真似の出来ない、すばらしい方です。
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oss102 at 2009-01-23 19:08
あきのさん
そうですね。周りを気にしていたら何もできない。やはり自我をつらぬく強い心の人でした。 競売にかかることになって買い手が見つかるまでの間、店の3階に住んでいました。そこからは海が見えます。落日が見えるのです。
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oss102 at 2009-01-23 19:09
hisakoさん
強くならざるを得なかったのでしょうね。お嫁さんにも誰にも優しかったけれど自分をしっかり持っていました。
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oss102 at 2009-01-23 19:11
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oss102 at 2009-01-23 19:15
バンブーさん
着るものには贅沢をしていましたが、生きるうえでの価値観は金銭には流されませんでした。
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oss102 at 2009-01-23 19:18
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oss102 at 2009-01-23 19:20
hanairomimiさん
高齢の姑やカリエスの義姉を抱えていましたから、ほっぽりだすわけにいきません。店に再婚相手が入ったのでそのままの暮しでした。姑は最後まで看取ったのです。
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oss102 at 2009-01-23 19:22
こじまさん
素晴らしいかどうか、こういう境遇になればみんな強くなるのかもしれません。姉も頑張ったと思います。
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