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仔猫時代 今でもず~っと仲良し
by oss102
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茨木のり子は週に2回
 昨日パーマとヘアマニキュアで美容院に行きました。
このセットは3時間も座りっぱなしで苦行の日なのですが、いいものに出会いました。
ちょっと古い家庭画報の中に私の好きな茨木のり子の記事が載っていました。
夢中でよんでいたら、「ヘアマニキュアの色はいつもの色でいいですか?」という問いかけにも気付かずに、何度か聞かれてハット気付き「集中してましたねぇ・・」と美容師さんに笑われてしまいました。

一人暮らしののり子は、身動きならなくなって寝込み、他人に厄介をかけることをとても怖れていた。
著作権など死後の処理を頼んでいた甥夫婦には「用がなくても週に1・2度は電話をかけてほしい」と希望していた。
医者である甥に第一発見者となってほしいというのがのり子の望んだことだった。
このシナリオは、玄関内側の鍵を掛けるというミスによって消防隊がかけつける騒ぎとなり、誤算はあったが、ほぼシナリオ通りに実現された。

亡くなる半月前の電話では「私、もうじき80才よ。あと一年くらい寿命があればいいと思っています。でも頑張っているでしょう。誰もほめてくれないの。薫さん、ほめてね」 
それが甥が聞いた最後の肉声であった。

よく頑張った。若き日から老年まで、途切れることなく優れた詩を書き続けた。
書き続けられたのは、とりもなおさず、書くに足るものを生む泉が彼女の中に涸れずに在ったからである。

ほんの1部の紹介ですが、こんな記事と詩に読みふけった私です。
今日はまたTVで孤独死をした人の部屋の片付けをする職業の仕事を紹介していました。
以前本も読みましたが、一人暮らしの人は老人はもとより若い人も、何かあっても1週間くらいで連絡をつくように準備しておくべきだ。と強調していました。
後は野となれ山となれでは、あまりにも悲惨な状態になるようです。

茨木のり子は週に2回_e0001808_17511715.gif

ことしも生きて さくらを見ています
ひとは生涯に 何回くらいさくらを見るのかしら ものごころつくのが十歳くらいなら
どんなに多くても七十回ぐらい 三十回 四十回のひともざら なんという少なさだろう
もっともっと多くみるような気がするのは 祖先の視覚も まぎれこみ重なりあい霞だつせいでしょう
あでやかとも妖しとも不気味とも 捉えかねる花の色
さくらふぶきの下を ふららと歩けば 一瞬 名僧のごとくにわかるのです
死こそ常態 生はいとしき蜃気楼と






もう一編

・・・・私は家に居てさえ ときどき行方不明になる
ベルが鳴っても出ない 電話が鳴っても出ない 今は居ないのです
目にはみえないけれど この世のいたる所に 透明な回転ドアが設置されている
無気味でもあり 素敵でもある 回転ドア
うっかり押したり あるいは 不意に吸い込まれたり
一回転すれば あっという間に
あの世へとさまよい出る仕掛け
さすれば もはや完全なる行方不明
残された一つの愉しみでもあって 
その折は
あらゆる約束ごとも
すべては
チャラよ

最後の詩集『倚りかからず』の最後に収録されている「行方不明の時間」の最終連より

by oss102 | 2009-03-15 17:48 | 日々のこと | Comments(8)
Commented by あきの at 2009-03-15 19:17 x
わたしは後の方の詩が、新鮮でした。回転扉を使ったからです。でもこの人の死んだのは、もうわたしとあまり変わらない年齢だと気づきました。
Commented by fuchan_k at 2009-03-15 20:27
10年も前ですが、近場の桜の下を散歩していた時のことです。
年を重ねられた女性に会いました。
「きれいですね」と挨拶を交わして、一緒に歩きましたが
その女性が「この年になると、来年も桜が見られるかしらと思うのよ」と
言われ、無類の桜好きを自認する私は、ドキッとさせられたものです。

Commented by sakura at 2009-03-16 06:46 x
パーマとヘアマニキア(と言うのですね)をしたオッセさん、きっと綺麗でしょうね。
さくら、毎年思います。あと何回見られるか・・・
わたしも後の詩が好きです。発想が違いますよね。
わたしの持っている『倚りかからず』にはこの詩が載っていません。
この中の『苦しみの日々 哀しみの日々』を読み、勇気をもらっています。
↓さくらちゃん大きくなりましたね。(^^)
Commented by hanairomimi201 at 2009-03-16 08:19
サクラって美しいだけに儚さが心に残るのですね・秀吉の辞世の句もそうだったように・・
大阪ももうすぐ開花です・・今年は少し思いいれも変えて見てみます。
Commented by oss102 at 2009-03-16 10:55
あきのさん
どんどん近くなります。この詩をここに選んだのは今がサクラの季節だからです。回転ドアもいいですね。
Commented by oss102 at 2009-03-16 11:24
fuchanさん
桜はパッと咲いてすぐに散りますから、とくに来年は無事に見られるか・・・となるのですね。
私も桜名所の広告が載ると、どこかへ行こうかと誘われる気分になりますが、混雑のことを考えると、TV見物で十分かな・・と腰が重いです。
Commented by oss102 at 2009-03-16 11:28
sakuraさん
ヘアダイよりもヘアマニキュアのほうが髪が痛まないそうなのでこれにしました。ヘアダイすると髪がかゆくて困るのです。頭皮がよわくなっているのですね。
二つも本文に載せると長くなるし、桜の季節でもあるのでこちらを載せました。 心が涸れずにいる・・・なんか渇いてきたな~^^
Commented by oss102 at 2009-03-16 11:30
hanairomimiさん
また桜の季節が巡ってきましたね。貴女の道頓堀だったか橋の上の多勢の人ごみをかきわけて颯爽と花見に向かう記事を思い出しています。
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