仔猫時代 今でもず~っと仲良し
by oss102
↓お友達リンク集
カテゴリ
以前の記事
検索
最新のコメント
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
2010年 03月 20日 ( 1 )

母の遺産
 新聞の土曜小説をいつも読む。今は水村美苗の「母の遺産」
今日は90才の母親が施設に入ることになって姉妹が土地を売り、取り壊す家の整理をする。

派手好きだった母親は老人には珍しく物への執着はなく、キチンと片付けられていた。だが、戸棚から引き出しから、おびただしい薬が出てきた。
漢方・睡眠薬・抗ウツ剤・鎮静剤・痰を切るクスリ・かぶれ止め・塗り薬・指先のふるえを止めるクスリ・目薬・滋養液・血圧のクスリ・骨粗しょう症のクスリ・・・10年くらい前のもあって、もちろん市販されている薬も山のようにあった。

そのクスリの山は、母がいかに体調が悪いまま、この数年を暮してきたかを物語っていた。

今一度元気になるかもしれないという幻想を、老人の常として母は持つともなく持ちつづけていたのに違いない。

う~~ん、唸りましたネェ。ドライ・アイになればそれをなんとかしようと思い、ドライリップになればリップクリーム、髪に元気がなくなれば昆布トリートメント、寒気がすれば葛根湯、眠れぬ夜には導眠剤。血圧のクスリも飲む。

手がふるえればそれもなんとかしたいと思うでしょう。
せめて今の体調を保持していたい。・・・の願望がクスリに走らせるのだ。

75才でこれだもの。85才になったときの私の姿が見えてくるようだった。


e0001808_15293714.gif

[PR]

by oss102 | 2010-03-20 15:30 | 日々のこと | Comments(12)