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先日老人の濃厚治療は辞退して、若者にこそ・・・という柳沢桂子の文章を紹介した。
もっともと思う。
だが現実はかなりずれたところにある。(兄嫁の姉の場合)
もう、治療をしないでこのままに・・・と身内がお願いしても、治療をするのが病院というものだ。なにもしないで寝かせておくのなら、しかるべき施設に連れていきなさい・・とはねつけられる。
どこにも行き場がないし在宅介護もできないので、では先生様のなさる通りに、と胃ろうなどと希望のない処置を受けることになる。
兄が熱をだしてまた入院している。熱の原因を突き止めるために2週間の入院をと言われて入った。
だが、もう1ヶ月になる。一日おきの腎臓透析のあいまに、検査検査の日々。腸の検査がかなり応えた。
リンパ扁平上皮ガンという病名がついた。
ガンだが良性のようである。それをまた、その検査が出来る別の病院まで連れて行って調べるのだという。
医者は研究のために調べたいのだ。兄の体が医学の向上のためになるのなら仕方がないと兄嫁は諦めている。
苦しむ治療はしないでほしいと何度も家族の意志は伝えてある。
つづく
by oss102
| 2010-07-31 17:52
| 日々のこと
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