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盲導犬が引退した後は、手厚く介護しながら引退生活をおくるということは聞いていた。
でも施設では、そういう所があるのは知っていたが、個人で引き取る人がそんなにいるとは知らなかった。
この本の中では、いじめに会って拒食症になった少女を救う引退犬がいた。
3・40代のまだ若い夫婦が、引き取った引退犬が倒れて介護の後亡くなると、また引退犬を引き取るのです。お金も時間も悲しい時もたくさん経ても、またです。
家族の会話がふえて家族がまとまってよいというのです。
実際にやってみなければ分からないよいものを引退犬はプレゼントしていくようです。
3頭も引き取っている人がいます。盲導犬の引退先ならぜひその人に・・というくらい、愛のある実績があるのです。頭が下がります。
「幸せなのはわたしのほうなの・・・」とユーザーは言っています。
こういう話の中にも、あちこち転々とまわされる不運な引退犬もいるようです。
飼い主に依存している生き物たちは飼い主次第。たとえ優しい飼い主でも、倒れたり、倒産したり諸事情で飼えなくなることもありますからね。
世の中どこの世界にも厳しいことが起こっています。
日本丸に住んで、舵取りを今の政治家たちに依存している我々の明日もしれないというものです。
by oss102
| 2010-12-09 19:26
| 本
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