雨が心配だった春の里親譲渡会は、寒くもなく風もなくよい日になった。
娘とあとりゑ・クレールのオーナーを乗せて会場へ。
人を噛んだ前科のある日本犬のゴンは、オリの中で待機させることになっていた。
8才になったばかりの人のよい?グーを全面に押し出してボラさんたちが売り込みに全力を傾けること、とリーダーから指令が出ていた。
人が好きで外に出してもらいたいゴンは泣き叫ぶのは分かっていた。私は小椅子を持参してゴンのオリの前に座り込んで体をなでさすっていた。
ゾロゾロと沢山の人が見に来る。
グーに貰い手がついた! 高齢の杖をついたオジイサンをいたわるようにして中年の息子夫婦とその子どもたち2人。3世代が揃った優しそうな家族。なんて素敵な家族だろう!
間もなくゴンも決まった。!
中高年の優しそうなご夫婦。以前にも沢山の犬を飼っていた経験がある。
なんて素晴らしい日なんだろう。涙が止まらなかった。
ありがとう! 里親さんたち! ゴン・グー、幸せになるのよ。いっぱい愛をもらうのよ。
会場には去年ここから貰われて行った犬たちが来ていた。すっかりきれいな毛並みになってよい表情をしている。 でも体を触られると必ずビクッとするそうだ。ここに来るまでどんなに虐待されていたのか。痛ましい。ゆっくり心を癒してほしい。
増えすぎたので・・という理由の持ち込みの若い2匹のヨークシャーテリアはすぐに里親が決まった。
明日はネコ編へ