先日のぷらざに載った投稿。(クリックすると大きくなります。)
これを読んだとき衝撃を受けて切り抜いておいた。朗読のときに読もうと思った。
私だけではなかったのだ。その後沢山の反響があったと一週間ほど経って記事になった。
投稿の女性は岩手県大船渡港のちかくで、ダウン症で、視覚障害のある長女27才と70代の両親と暮らしていた。保育士の志田さんは高台にある保育園にいて難を逃れた。
4日目に家族と再会出来たが、母とは会えなかった。
激しい揺れの直後、母親は津波が堤防を越えたのに気づき、「オラのことはいいから」と孫を乗せた車をすぐ出すように夫に言ったという。
「生きろ」「バンザイ」と繰り返す妻の声はアクセルを踏みながら夫が聞いた。
凄い!と思った。障害のある孫を車に押し込んだところで、もう間に合わないと思ったのだろう。それを聞きながらアクセルを踏んた夫もギリギリの判断だったのだろう。
学校の先生は道徳の教材にした。泣きそうで投稿は児童に読んでもらった。最後の一文の「産んでくれてありがとう」と全員で読み上げて授業を終えたと。
自分がそんな立場に立ったとき、こんな格好いい言葉で別れを言いたい。
津波でなくても病気でも、残るものたちへのはなむけの言葉が、
生きなさいよ。その命にバンザイを贈るわ。 あぁ、涙がでるほどかっこいい!