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自分の絵本の感動は覚えているが、子供たちへの絵本はさっぱり覚えていない。
与えなかった訳はないのだが。
娘に聞くと、カチカチ山とかぶんぶくちゃがまなどという。
狼王ロボとか赤毛のアン全集などというが、それはもっと大きくなってからだ。
息子にも読んでやったが要求するのは図鑑ばかりだった。ウルトラマン・恐竜・自動車・・メルセデスベンツなんて名前を覚えたのもこの時だ。
と・・思っていたら・・娘がこんなことを言う。
ごんぎつねや象のトンキーの本を読んで読んでと長男は度々せがみ、私が読み出すと、いつ泣き出すかと、じーっとお母さんの顔を見ていたと。 意地悪なやっちゃ。
私は読書では泣き虫で、今でも困っているが、子供のときからそうだった。
戦争中の動物園の決して毒入のエサを食べないで、よろよろしながら芸をして餌をねだるトンキーの話は、これを書いていてもウルウルなのだから、子供たちにそれを読んでやったなんて信じられない。
きっとTVかなんかで見た時の話だと思う。息子はTVを見ないで私の泣き顔を見ていたのだ。
たくさん読んであげた絵本を覚えていないで、娘も変なことを覚えているものだ。
by oss102
| 2012-03-14 18:33
| 本
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