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仔猫時代 今でもず~っと仲良し
by oss102
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母の一生の思い出から 4
 さて目出度く女学校を卒業すると早速結婚が待ち構えていた。相手は当時月寒連隊勤務の曹長殿であった。家が同じ小花井で休暇に帰ると私の父母を尋ね親しくなった様だ。
父母も竹を割ったようなさっぱりした曹長殿の気性が気に入ったらしく私の婿にと思ったらしい。
私が世話になっていた母方の親戚へしばしば物を頼まれて持ってきてくれた。在学中の或る日、夏休みで帰宅した私を呼んで父が言った。「隆さんは親孝行者だ。親に孝行な人は妻も大切にするもんだ。どうだ結婚しては」
私も嫌ではなかった。父がそういうのならそうかもしれないと思って承諾した。


あ~ぁ・・ここで母の運命は決まったのです。
女学校へ通っていた親戚の家には従兄弟もいて、大学に進学して弁護士になっています。親戚のなかの出世頭です。
母も男だったら祖父も大学へ行かせたと思います。この時代、女の道はがんじがらめで母はその正道をなんの疑いもなく真っ直ぐに歩いたのです。尤も私だって同じこと、結婚はするものと疑いもしなかったのですから、ここで残念がってもしかたありません。

 婚約期間中彼は尼港事件で有名なニコライスクに出征し、帰って来たときは見事なあごひげをたくわえていた。「いくらアイツでも結婚する時にはあのあごひげを落とすだろう」と同僚に云われたのが癪でとうとうひげのまま結婚した。
田舎の結婚式は物々しい。
第一日は親戚縁者を招き、二日目は部落のおやじさん連中。三日目は青年達を招いて盛大な披露宴が張られた。
母は、昔とった杵づかで日本髪を結うのはお手のもの。三日間毎日高島田を結ってくれた。
おかげでカモジのうるしにかぶれて頭のテッペンが腐った。式の最中頭から流れ落ちた汗が羽二重紋付の肩に落ちる。姉が拭き役。
この紋付の裾模様は父が図案して京都で作らせてもので、菊の花の咲き乱れた見事なものであった。


このとき母は数え年の20才でした。昔はみんな早婚でした。父は30才と10才違いの結婚でした。


母の一生の思い出から 4_e0001808_13415623.jpg


by oss102 | 2012-05-27 13:27 | 思い出 | Comments(4)
Commented by sakura at 2012-05-28 06:22 x
お母さんが書いたものが残っているなんて良いですね。
文科系家族ならではのことですね。
その血はオッセさんにも流れていますね。
続き楽しみにしています。(^^)
Commented by fuchan_k at 2012-05-28 08:33
こうして残されているなんて、素晴らしいですね〜。
きちんとした親御さんから受け継いだ遺伝子。
ossさんも、しっかり生かされているのでしょうね。
私なんか、ブログも行き当たりばったり!で、お恥ずかしいかぎりです。
Commented by ネモフィラブルー at 2012-05-29 13:13 x
ひさしぶりにossさんのブログへ来て、いいもの読ませてもらえてラッキーです、
達筆の俳句は、北国のその厳しさとともに生きてこられて喜寿を迎えられたお母さんの、凛とした姿を見るようです。
この親にして、と思いました。
大きな病もせず、感謝の気持ちを忘れず、足るを知る。
喜寿にこう言えるよう私も年を重ねたいと思いました。
ossさん自慢のかあさんですね。
つづき楽しみにしています。
Commented by oss102 at 2012-05-29 18:55
sakuraさん fuchanさん ネモフィラさん
あら~! 長々と母の手記を書き写すので、コメントにも困るかと最終回までコメント辞退しますのと最初に書きましたのに、それがうっかり忘れるのですよ。コメントはとても嬉しいです。(#^.^#)
みなさんもそうでしょうが、母には父にもきょうだいにもない特別な感情があります。それが自慢に聞こえるかといままで書けませんでした。でも俳句集が手許にきたことで子供たちにも読んでほしくて思い切って書く事にしました。どうか終わりまでお付き合いくださいね。m(_ _)m
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