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仔猫時代 今でもず~っと仲良し
by oss102
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瞽女という生き方
瞽女という生き方_e0001808_1044549.jpg 木下晋画伯のこの絵は黒鉛筆の9Bで描いたものです。

日本には9H~6Bしかなく英国で9Bを見つけた。自分が感じた闇のイメージは9Bの黒だった。これがなければハルさんは描けなかった。とあります。

今は目が見えない人でも弁護士になったり、社会的にも活躍されている方もいますが、昔は按摩とか瞽女くらいしか生きていく道はなかったのです。

その厳しい修行に圧倒されました。少し紹介させて下さい。

3ヶ月で高熱から盲目になったハルは、家の中に閉じ込められて育った。盲目になることはなにかの祟りと村社会からのそしりを受けた時代。明治33年生まれ。

母親はハルが5才頃ともなると瞽女にしようと教育を始める。自立のためには針仕事。最初は畳の針に糸を通す。それができたら布団針に、次は木綿針に。出来なければ夕食が食べられない。 浴衣をほどいたものを拡げて形を覚えさせ、どうにか腰巻・浴衣は縫えるようになる。
やろうと思えば目が見なくてもお裁縫が出来るのですね。

瞽女は当時全国で2万人位いてそれぞれの団体が出来ていた。師匠につけさせるが途中で止めるとお金を師匠に払わなければならない。厳しい修行がある。
まだ6才の幼さである。
師匠は意地悪で、なんとか親に返してお金をせしめようとするが、ハルは辛抱する。

7才になると寒修行がある。朝5時から7時まで、朝食の後は昼のいつもの稽古がある。夜7時から11時までまた寒修行。信濃川の土手に単衣の着物に素足にわらじ履き。杖を支えに大声を出す。風が舞う雪が舞う。大きな声を出していると体が温まってくる。喉から血が出る。
漸く夕食にありつけても、味噌汁もご飯も痛くて喉を通らない。お粥のようにしてもらって味噌汁もさましさまし、そっとすすった。

小柄な7才のハルの凄絶な修行の姿に胸をつかれます。
こうして鍛えるから、さほど大声にも聞こえない声の一字一句が晩年になってもはっきりと会場いっぱいに聞こえる声になるんですね。


                       つづく

by oss102 | 2013-01-14 16:03 | | Comments(14)
Commented at 2013-01-14 18:33
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tmshanagn304 at 2013-01-14 20:17
続きを待ちます。
Commented by こじま at 2013-01-14 20:29 x
ゴゼさん(小林ハル)3人一組になって私がこどもの頃やってきました。先頭の人は少し目が見えるようでした。いつもウチの隣の家で何曲かゴゼ歌をうたっていきました。血が出るような巡業をされていました。あの姿今も目に焼き付いています。
Commented by fan-1 at 2013-01-14 23:56 x
いつも楽しませていただいております。
「何女」と読むのでしょう?初めて聞くような気がします。教えてください。
昔の人は「生きることが厳しい時代」だけに親も子も「生きること」に真剣に、かつ厳しかったのですね。
今の時代「イジメ」で自殺してしまう子、
「先ず生きろよ、それから問題解決の道を探ろうよ」といいたいです。
Commented by kiyoko at 2013-01-15 08:48 x
近くの川に瞽女ヶ淵と言う場所があります。瞽女の方が落ちて亡くなったそうです。昔は女性の盲目の人は苦労したようですね。
Commented by hanairomimi201 at 2013-01-15 10:18
生きて行く為の壮絶な教育だったのですね。現代では考えられませんね
「離れ瞽女おりん」のことを読んだ記憶があります。
Commented by oss102 at 2013-01-15 14:06
カギコメさん
こちらこそ本年もよろしくお願い致します。
可愛いペットたちの加齢は辛いものがありますね。でも命には必ずつきものですから諦めも必要ですね。もう飼うまいと、辛い気持ちを経験しているのにまた飼ってします不思議・・・
Commented by oss102 at 2013-01-15 14:09
304さん
よろしく続きを・・m(_ _)m
Commented by oss102 at 2013-01-15 14:11
こじまさん
そうですか。見ていたのですね。私は大昔のことと思っていたのに、本を読んでみると私の30代のころまであったのでした。
Commented by oss102 at 2013-01-15 14:17
fan1さん
ゴゼと読むのですよ。難しい漢字ですね。僅か5・6才の子に言うことを聞かなければ食事抜きです。寒修行でも4時半に起きる。誰かに起こされるようなことになれば、朝食抜きになります。
それが1ヶ月続くのです。どんなに今の日本が生きるのに楽か、だから簡単に自分で命を断ってしまうのでしょうか。
Commented by oss102 at 2013-01-15 14:20
kiyokoさん
その川に落ちて亡くなった瞽女の話も書いてあります。
お近くの川だったのですね。目が見えないのに丸木1本の川を渡らなければいけないのです。厳しいです。
Commented by oss102 at 2013-01-15 14:23
hanairomimiさん
有馬稲子が瞽女の芝居で立ち膝が続き、すっかり膝を痛めましたね。そのころ瞽女ブームで、消えていく瞽女をなんらかの形で残さなければと色々な働きがあったそうです。私は今頃になってこんな本を読みました。
Commented by fuchan_k at 2013-01-15 14:52
どんな境遇にあっても、強く生きていかれるように
お母さんは、心を鬼にしたのでしょうね。
それに応えた、本人の強固な意志が凄いですね。
Commented by oss102 at 2013-01-16 11:01
fuchanさん
他のキョウダイは炬燵に入って食事をしているのに、ハルだけはこうした厳しい修行を強いられます。生き抜くための修行は母も子も必死なんですね。
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