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最初の内科で検査を求められたとき、私はもっと強く検便を要求すればよかったのだ、と後で思った。潜血反応がでなければ抗生物質の薬を飲み終わるまで待てたのだ。 後悔先に立たずである。
その時医者は「放っておけばいきなり吐血・下血が来ます。」と言った。そういうこともあるのだろう。
私は迷っていた。とうとうその時が来たのか。そうして希んでいたガンで数年を過ごし、死ぬのかもしれない。 それもいい。抗がん剤はしないぞ!
どこまで病院に抵抗できるのかな。具体的に遺書も書き直そう・・などと思った。
死への哲学は出来ている。そういう平静な気持ちでいる自分が嬉しかった。
大腸検査も近い日、検査を受けた人たちのツイッターを見た。ツイッターに書き込むくらいだから、若い人たちばかりだ。沢山ある。
全然痛くなかった。少し痛かったが我慢出来る程度。医者は「3ヶ月だけの安心なのだから、定期的にまた検査を受けなさい」と言った。 こんな簡単に済むのならまた受けよう・・・
職場で健診に引っ掛かった人たちなのだろう。なんて従順な人たちだ。
血圧・コレステの基準値を下げれば、どれだけ製薬会社・病院関係がうるおうかしれない。
近藤誠の説の通りに厚生省が指示を出せば、今の医療体制は大きく崩れるのだと思う。
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