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自分で選ぶ
ここでは患者が主体、僕たちやスタッフは患者がこうありたいということを手助けするだけ・・・とあります。
治療方法でいくつかの選択肢があるときは、患者に問う。
例えば点滴だけとか、栄養補給の方法。 痛みを消す方法・・・
とまどう患者もいる。 後で考えてからという人もいるし、「ここは何でも自分で決めなければならないから大変だ」という患者もいる。
私も歯医者に行ったとき、歯を抜くか、根元の補強にするか、両側も支えるか・・などと医者に言われて困ったことがある。 自分の口の中のことは分からない。
専門家なんだから、見て、一番よい方法でしてほしいと思った。 そのときは、ほかの方法があるのなら、抜歯は一番最後の方法にしてほしい。とは言ってその通りにしてもらった。
患者も勉強しなければいけないのだ。
だけど、今の私が癌と分かったら、初期であろうと末期であろうと、迷わず治療は避けたい。抗がん剤も輸血も点滴もお断りだ。 苦痛だけを取り去ってほしい。
娘よ息子よ。 書き遺してあるが、これはゆるぎのいない私の死への哲学なのだ。
一日も長く・・なんぞとは夢願うことなかれ。
でも不運にして長く生き過ぎたらゴメン。m(--)m;;;
この本は出版されたのは6年前ですが、18年にあとがきが書かれています。ですから内容は20年以上前のことで、今は在宅介護の医者をしているようです。 在宅介護の医者の日々も書いてほしいですね。
おわり
by oss102
| 2013-06-22 15:33
| 本
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Comments(8)
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