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職員の奮闘で殺処分ゼロになって有名になったところで、市の合併などで引取り犬が増えた。収容数は限られている。 悩む職員。 職員の投票で決められたこともある。 当然譲渡会で人気のない病気・老犬などが選ばれた。 辛い職員。
そのうえ恐ろしいバルボが発症して数頭の犬が死んだ。 ワクチンなどのかかる経費は80万。
しかし今までの実績がモノを言ったのか直ちに要求は承認されて残った犬たちは救われた。
女性の獣医さんも増える。 頑固な大人たちを洗脳するのは難しい。 小1・2年の子を集めて触れ合いの場を作る。 半数が犬にふれたこともない子供達。 心音を聞かせ、触らせて暖かい血の通いを知ってもらう。
絵本を作り、環境の良い家庭の犬と、繋がれっぱなしの可哀想な犬を画き、神様はそれを見ていて、犬も飼い主も死んだ後、飼い主は犬に生まれ変わり、犬たちにしたような待遇を受ける。
因果応報の話だが、女性らしい発想だ。
この本は12年に発行されているが、今年2013年度完成予定でここの整備計画が進められている。
新施設は完全個室・犬40頭とネコ20匹の収容が可能で全館冷暖房完備だという。
もう出来ているのだ。 人が力を合わせるって凄いことが出来るもんだ。
冷暖房完備のない我が家でニコニコとして読んだ本だった。
おわり
このブログにいつも来てくださるあきのさんは、私の古いブログ友達だ。
そのあきのさんのお嫁さんが、老犬介護の仕事をしている。
素晴らしい仕事ぶりだが、とうとう日本にもそういう仕事の団体が出来た。 そしてそれが成り立つ需要がある日本になったのだ。
ひと昔前には考えられなかったことだ。
大島の土砂災害にも、避難先に犬を連れて行ってもいい、とTVでは言っていた。
まだまだ悲惨な運命の犬猫も多いが、ここまで来たかと嬉しくなる私である。
by oss102
| 2013-11-11 16:27
| 本
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