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TVでは毎日終戦記念日に因んで特集をやっています。
OSSのメンバーのMさんは、高校生に終戦前後の話をして欲しいと依頼を受けました。 M氏は終戦じゃない、敗戦だ・・と怒っていましたが。 事前にOSSにメールがあり、なにか参考になる話はないかということでした。 私はM氏にこんなメールをしました。 私は昭和9年生まれ、戦争中は樺太の豊原にいて空襲の怖い 思い出はありません。当時小5年生でした。 戦後すぐに父と長兄を残して、母と子供たち4人と貨物船で引き上げてきました。 船底でゲーゲー吐いて吐いて、母も吐いたのに、子供たちに水を飲ませてやりたいと よろよろしながらびっしりの人たちの間を歩くのを見て、2つ上の次兄が「母さんが可哀そうだ」 と泣いたのを覚えています。 引き揚げてからは家と土地はありましたので、トーキビ・カボチャは食べられましたが それでは足りなくて、母は澱粉を作っていた工場から澱粉カスをもらってきて、 臭い匂いの中から、ミミズを選り出して、団子汁を作りました。 空腹でも臭くて中々喉を通りません。 そんな暮らしの中で、成長期だったためか、私だけが身体中・頭にもオデキがびっしり 出来ました。 栄養失調のためです。 思春期を迎える時期で、毛髪を丸坊主にされ、白いガーゼを巻かれます。 治ってきて、少し毛が伸びる頃またしてもオデキが吹き出るのでした。 3度くらい繰り返したでしょうか。 感受性の強い私には、そのことが一番辛いことでした。 ちょっとしたイジメはありましたが、オデキのことで直接のからかいはなく、ありがたかったと思います。 今なら全員からいじめを受けたかもしれませんね。 空襲に会った子供たちからみれば、なんでもないことですが、ちょっと書いて見ました。 講演が子供たちの心に残りますように。 講演が済んでから、参考になったと丁寧なお礼メールが届きました。 以前にも書いたことですが、この体験は辛かった分、私の財産と思っています。 でもこんな財産はこれからの子供たちに遺したくはありませんね。
by oss102
| 2014-08-14 16:04
| 思い出
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Comments(10)
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あきの
at 2014-08-14 17:34
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何べん聞いても、日本にこんな酷いことが起こっていたなんて信じられないくらいです。でも戦争の悲惨はみんな本当なのです。
今でも戦争地帯に住んでいるひとは同じ体験をしています。 それなのに、どうして戦争するのでしょうかね。
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bibinosuke
at 2014-08-14 18:35
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女の子が丸坊主にされるのはツラいですよね。よくがまんしましたね。えらかったですよ(大先輩に生意気言ってごめんなさい!)
私は12年前にガンの手術をした時、主治医から抗がん剤の投与を強く強くすすめられました。 リンパ節に転移していたので当然の治療なのですが、どうしても受け入れられませんでした。 髪は女の命とは、けっして思いませんが、 私にとっては髪は命より大切でした(;^ω^) 何がよかったのかは定かではありませんが、今は当時より元気です。
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fuchan_k at 2014-08-14 23:11
昼間、「はだしのゲン」のスペシャルドラマ前編を見ました。
本当に、終戦ではなくて敗戦ですよね〜。 ossさんの体験、1冊の本に出来そうですね。 同じような体験をする子どもが、二度とでないことを 祈らずにはいられません。
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oss102
at 2014-08-15 11:42
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あきのさん
こんな酷いことが、世界中で途切れたことがないのですから、争いは続くことでしょう。隣人が境界を越えてなにか作ったら文句を言う。それで大人しく引き下がるのなら問題はありませんが、向こうには向こうの言い分があって・・という具合ですよね。
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oss102
at 2014-08-15 11:45
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bibinosukeさん
まぁ、そうだったのですか。そのとき大人しく抗がん剤なんか打たれていたら・・・恐ろしいことですね。そんな例はたくさんあるのでしょうが、美髪を守った貴女は賢い選択をしました。 おませな少女でしたから、かなり辛かった体験でしたよ。
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oss102 at 2014-08-15 17:17
fuchanさん
ハダシのゲンでしたか。見たかったです。「ガラスの兎」という本も少女の体験した戦争を書いたもので、凄い本です。 私の栄養失調なんで甘ったるくて恥かしいのですが、本人は悲惨な気持ちを抱えてましたよ。
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まり
at 2014-08-15 23:12
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今日のテレビで8月15日は何の日?という問いに若い世代の半分以上が答えられない実情を知り、薄々はそうは思っていても半数以上・・にはビックリしました。OSSさんのような体験談それから日本の現代史をもっと若い人たちに伝えなければいけないと思います。OSSさんはいろいろなところでしっかりと活動されていますね・・。わたし、今の若い人たちは もはや理解できない感情や生活スタイルがあって、聴く耳を持たない人も多いのでは・・とやり切れない思いを持つこともありますが、「参考になりました」との丁寧なメールをいただいたというところでホッとしました。これからもどうぞ伝え続けて下さい。終戦記念日ではなく敗戦記念日・・私もず~っとそう思ってきました。
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hanairomimi201 at 2014-08-16 15:08
辛い体験です・・ね
私も薬の副作用で丸坊主状態になった経験があります・夏休み中で助かりました。 私も以前にも書いたと思いますが、父と二人で徳島に疎開しました 父と船底で一昼夜かそれ以上だったと思います・・オシッコの度に席が狭くなって・・それも分かっていながらオシッコがしたくなる・・それでも父は文句も言わずにつれて行ってくれました・・三歳の頃でしたがこれだけは不思議と覚えています。
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oss102 at 2014-08-16 16:21
まりさん
中々伝えるということは難しいです。娘でさえ、TVの終戦特集ばかりなのを避けます。世界中から戦争がなくならないのは伝わらないから。他人の痛みは100年我慢できます。 私はある意味、大勢に伝えるということはそうしたものだと思っています。虚しいけど、ゼロでなければいいのかな。 案外地元にいた人は食料にも困っていなかったようですね。 空襲を受けた都会の方は大変でしたね。
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oss102 at 2014-08-16 16:24
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