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さだまさしの子供向けの本に、まさしのおばあちゃんの話が載っている。
ロシアで砂金を掘って溜めていたが、金持ちは馬賊に襲われる・・となって逃げだす。
港までは20日以上もかかる逃避行で、馬賊に襲われた。砂金を一袋渡し、馬も取り上げられた。
沢山の砂金の袋はスカートの中にかくしている。 昔のスカートはウエストから傘の様にふくらんでいた。
そこでロシア語ペラペラの若き日のおばあちゃんは、砂金を渡したら命はたすけよう・・という馬賊の言葉をたてにして、砂金を半分と馬をとりかえした。
馬賊といえども、この時代はかなりの紳士?で、絶対に女性のスカートになんかは触らなかった。
そして云ったことを守り、無事におばあちゃんは日本に帰ることができた。
今読売新聞の時代の証言者のコラムになかにし礼の話が載っている。敗戦後の満州からの引き揚げの話。満州からの引き揚げの話は、どの本を読んでも悲惨きわまりない。
お母さんは3才の礼の腹巻に札束を巻いた。列車に匪賊が襲って来て金を出せ!と多くの大人が殺された。 だが、まさか3才児の腹巻に大金があるとは思わない。 無事に帰国できた。
お母さんの智恵が勝った。
先日空港での身体検査をやっていた。珍しい外国の動物や、大麻・金などなど登録しないで持ち込む。 飲み込んで胃の中や・・子宮にまで・・でも今はレントゲンもあるし、ケースの中は丸見えになるし、麻薬犬なんてのもいるし・・それを潜り抜けるのは大変。
by oss102
| 2018-11-07 16:56
| 本
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