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スポーツ会のボスが、さんざんワイドショーを騒がせてきたが、昨夜はよいテレビを見た。
世界一受けたい授業の中で、ラグビーの監督の話。
帝京大学のラグビーの監督になった。従来の根性指導を激しくやったが、成果が上がらない。
10年経って、これまでの指導ではいけない。体を鍛えるマシーンでも、最初から150キロ揚げを目的とせずに、全員の中の7割が達成できればよい目標にした。 その中から選手を選ぼう。150キロでは最初から諦めてしまう子がいる。
練習後のコートの清掃も、上級生にやらせた。新入生は、新しい事づくめで疲れている。
ぐんぐん強くなっていった。ある試合途中では大敗していた最後のタイムのとき、監督は、楽しもう!と云った。奇跡の逆転優勝になった。 帝京大学のことである。
ちょっと検索してみると、本当に◯つづき、常勝の大学だった。
私たちは殆どが昭和生まれ。兄弟も多く、衣食にも不自由をする時代を経てきた。
その中での根性訓練が伝統的な指導者のやりかただった。生徒も歯を食いしばって耐えることが美徳と思って育った。
今は違う。兎跳びは、体の成長に害があるとか・体を作るマシーンも出来てきた。医学情報も一般に流れる。
そうした中で、せいぜい2・3人のキョウダイ、十分に衣食足りて育つ平成生まれの指導法は変わって当然なのだ。
7割の目標達成で正選手になり、歯をくいしばる場面で、楽しんで優勝をする。指導者の力は凄い! どこぞの反則をうながしたボスに聞かせてやりたい番組だった。
by oss102
| 2018-11-11 16:04
| 日々のこと
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