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先日BSでグレイトヒマラヤトレイルという番組を見た。こんな世界をのぞき見するのが好きです。石井という若いカメラマンが、麓で2・30人の現地の人たちと準備をしてました。大荷物です。
石井の荷物も重そうですが、ストックもついているし・・地元の人の担ぐ大荷物に圧倒されました。そのなかに若い羊もいました。 「あぁ、これは途中の食料なのだと」担がなくても歩いてくれます。
地元の人はいろいろな縦走路の情報を知っています。あそこで雪崩があった、そここは通り抜けられる。一日で情報はかわります。大きな雪崩で死者もでた・・と。
とうとうベースキャンプに着きました。宴会の場には「ごくろうさん」の羊の肉が提供されます。きっと名人が、血の一滴も出さずに瞬殺して、さばいたのでしょう。
素人の私の目には、もうカンチェンジュガの山頂(8586m)までは、10mほどに見えますが、酸素を持たない石井には、そこで断念するしかありませんでした。
私がスキー合宿で、廃校になった小学校で民宿をしているところに泊まった時、ひろい校内の敷地に、放し飼いの鴨が10羽ほどいました。 私たちのご馳走に鴨をえらぶときは・・いうことをきかない鴨を選ぶのだ・・とオーナーは言っていました。
食べるということは命をいただくことでした。 美しいヒマラヤの風景を見て、こんなことを思い出しました。
by oss102
| 2021-03-25 10:29
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