仔猫時代 今でもず~っと仲良し
by oss102
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2010年 03月 03日 ( 1 )

朗読ボランテア 兄と思って
 e0001808_16285441.jpg大きな介護施設の部屋には20人ほどの車椅子の方がいた。
寝ているのか、目をつぶって聞いているのか分らない方もかなりいる。認知症の方もいると聞いた。
広い部屋は朗読を聞くだけの人じゃなくて、他の人も出入りしていた。ちょっと集中が難しいかもしれない。

呼びかけ人のTさんは、会ってみれば以前何度かテニスをしたことのある顔見知りの方だった。長く教員をしていた方で、声を張り上げなくてもさすがよく声が透る。朗読の合間にはちょっと読んだ文の感想なども入れる。もう10年も続けていたのだ。

入院もし、80才にもなればなんとか後継者を作って引き継ぎたい思いもあった。だが、
揚げた手に止まったのは、やはり80才の男性と75才の男性と私。若返りは難しい。

3ヶ所の施設でそれぞれ月に1度のお話を読む会。3施設で読むので月に3度となる。話は30分。
それも30分読み続けても聞くほうの集中力が途切れるので、短い文を10分くらいずつ読む。新聞の投稿欄から切り抜いたり、世界の童話なども読む。

2ヶ所見学して様子が分った。
朗読は20年前、目の不自由な方のためのテープに吹き込むボランテアの会に入って講習を受けたことがあった。張り切って1巻吹き込み、2巻目にかかったとき夫が突然病死した。店はあるし朗読はやめてそれ以来である。

図書館にも子供の読み聞かせの会はある。でも私は子供の扱いが苦手、運営しているのは20代~40代くらいだろう。その若さのエネルギーも苦手。
以前なら介護施設の老人も苦手と思っていた。

今は違う。車椅子の兄と思えばいいのだ。兄の人生を私はほぼ知っている。車椅子になって腎臓透析をして人工肛門をつけて、介護なしでは生きられなくなった兄。
でも知性はそのままだ。喜びも悲しみもそのまま。

一見無気力に見えるこの方たちも、それぞれの人生があったのだ。そして感性は衰えていないのだ。
私もこの先こういう施設に入れば、喜んでこんなお話を聞くだろうな。

私の読みたい本探しが始まった。
しょせん素人の私、下手だってかまわうものか。私の好きな題材を選ぼう。


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by oss102 | 2010-03-03 16:39 | ボランテア | Comments(18)